PRIMROSE
花言葉 : 若さ、悲しさ

10代の時に書いた詩集を、何故、公開しようと思ったのか。
それは、この詩集を読み返した時に、忘れかけていた大切な気持ちを思い出させてくれたり、大人になった私が、この詩集に励まされたからです。
言葉は、粗削りです。
書いていて、恥ずかしくなる。
でも、10代の私との遠い約束…。
「どんなに文章が粗削りでも、決して 書き直したりしないこと!」
これだけは絶対守りたいんです。
10代の私が感じたことを、そのまま 大切に伝えたいから…。
 

 

*

 

あなたを見たとたん

目の前のものが

何も見えなくなっている

恋は夢の中

愛は時を超えて

今 私は

あなたのそばにいる

 

 

僕はずっと… 

 

なすこと全て うまくいかなくても

くじけないで

始めから 承知のことだろう?

世の中は 包み、育むことを知らない

いたわりなど無視で

Riskから逃げていく


君を取り巻く

全てのことに 悔やまないで

君が頑張っていることは

僕が一番知っている

誰が君をけなそうと

君が どんなスランプに遭おうと

僕がずっと 見守ってるから

僕はずっと 愛しているから

泣かないで欲しい

悲しいだろうけど

君の純粋な心を

僕はずっと 信じているから

 

 

Lonly night

 

無言のSubway

軽薄さだけが

胸に凍みつきそうな瞳たち

「やさしさを求めすぎたのかも」

なんて

ふと 我に思う

寂しい夜

 

 

 *

 

人々は 何に憤りを 感じているの?

 

Believe 

 

幸せへのドアは

懸命さの中に 隠れている

私の生きてる世界はきっと

Great world

大丈夫!

 

 

つまずき 

 

つまずき方は違っても

つまずく時はいつも同じ

心が”弱気”になった時

幼き者は 自分の未熟さに泣き

年老いた者は 枯渇した才能のせいにして泣く

枯渇させるは 弱気な心

枯渇させるは 諦めの境地

さあ、今日も歩き続けよう

 

 

 

強い雨が去って

太陽の眩しさに 驚くように手をかざして

空を見たら 虹が出ていた

まるで 泣き明かして迎えた 朝みたい

夢はこうして叶えるのだと

教えてるような 気がしたの

 

 

SCHOOL DAYS 

 

避けることも許されず

苦しみだけを抱えて

ギリギリの心のまま

朝顔と一緒に 青空を見上げる

「今日は何かができる」

「何かを動かさなくちゃ」

大きく深呼吸すれば

電車がもうすぐ ホームに入る時間…

階段を駆け登って また大きく深呼吸…


この広い世界の中で

小さな私が ここに一人

ここまで 生き続けているのは

何かを成し得て 生きたいがため

 

 

ゆがんだ季節

 

1.うるさいだけの教室の中で
ただ気だるい 時間
(とき)が流れる
何も得られぬ毎日の中で
無意味さだけを感じていた

いつどこでこんなに狂ったの
生徒と教師 今日も いたちごっこさ
すさみきった この場所から
今すぐにでも 出て行きたい

飛び損ねて ゆがんだ季節
今この時を さっさと捨てて
もうひとつ先 行きたいけれど
行けるはずない Un easy life


2.夕日の射す教室の片隅
はみ出した 心は一人
分かり合えるものなど誰もない
バッティングの音 耳そらし歩く

いつどこでこんなに狂ったの
馴染めない 孤独の Day after day
もがき苦しみ 考えてみても
何も答えは 得られない

飛び損ねて ゆがんだ季節
今この時を さっさと捨てて
もうひとつ先 生きたいけれど
逃げたくはない 今の自分に


いつどこでどんなに狂っても
負けたくはない 熱い Passion heart
重い扉を開くチャンスは
ただこの胸の 希望とAction

飛び損ねて ゆがんだ季節
何も期待は してないけれど
たったひとつ もらえるとすれば
分かち合える 愛が欲しい

 

 

百億光年の孤独 

 

百億光年の孤独を持って

僕は今 歩いている

輝き尽くせない僕らの個性

満足できない 虚しさに

今移り行く 町の景色を

セピア色に染めている


百億光年の悲しみを抱いて

僕は今 歩いている

どこまで転がり落ちてしまえば

心は 満たされて行くのだろうか

活き活きとした 眩しい笑顔

沸き溢れそうな 君のやさしさ

失いかけた もう一人の自分を

今君に 垣間見ている

 

 

才能 

 

才能よ!

頭角を現わせ

各々の持つ

未知なる才能よ

その独特の色合いを発しながら

(ひか)

邁進し行けよ

我と人類の幸福を

構築し行く 使命を担って

試練は全て その為にある

 

 

夢を持たない子供達 

 

”夢を持たない子供達”

最近大人って

みんなそう言うのよね

だけどほんとうに私達って

夢を持たずにいるのだろうか

夢はいくらでも持っている

大きな大きな夢をね

でも、夢を追う瞳が

純粋であればあるほど

傷つきやすくて 壊れやすい

でも、その夢の大きさに負けちゃって

何もしないままでいるなんて

ほんとにみんなそれでいいの?

”TEENAGE BRIGHTNESS”

それは青春の一時にしか持つことの出来ない

大切な時間

「夢」という一文字は

憧れと現実の

噛み合わさったものだから

それはとても

重く 苦しいものかもしれない

だけど あきらめないでほしいの

自分の夢を…

そして 自分自身を…

私達の十代の輝きのために

(旺文社「中3時代」掲載)

 

 

セーラー服の向こう側 

 

関係ないと思ってた

ネクタイ短いあいつの心は

私とは無関係だと思ってた

でも

自分が逆境に陥って

初めて心の醜さを知った時

セーラー服の向こう側にいるあいつと

同じ人間であることを知ったんだ

教師達は服装で

私達を判断する

セーラーの向こうの心の中を

しっかりと 見てはくれていないんだ

ほんとは 私は醜さを持っているのに…

ほんとに あいつは いいヤツなのに…


本当の仲間の姿は

私達だけが知っている…

 

 

雲(KUMO) 

 

曇りのち雨

でも

雲(きぼう)の上は いつも青空

 

 

全校行進 

 

こんな授業でよしとするなら

俺達の行進だって よしとしろよ

金や利益のせいにしなきゃ

一生懸命頑張れない

素直になれない

もう限界だよ

「信じられるものなど 何一つない」

毎日のように浮かび上がる言葉

今はそんなに気にしてないけどさ

俺達 一生言い続けるのかな

昔だって いいヤツばかりじゃなかったし

時代も穏やかじゃなかった

だけど こうしている現在
(いま)

このフェンスに囲まれた檻の中は

やけに住みにくい所になっている

ああ やけに窮屈だ

学校なんてさ

 

 

数学 

 

僕は数学ができません

劣等感でいっぱいです

悲しみの中に

希望が昇るのは

いったい いつでしょう

 

 

*

 

今痛むこの胸は

弱虫だからじゃない

涙が浮かぶ この瞳の

奥まで見抜く人なんていない

細かいことはいいのです

言い訳なんていいのです

今欲しいのは ぬくもり

愛が欲しい ただそれだけ


一人ぼっちの心は

いつも 冷たい風が貫いて痛い

私一人突き放されて

心細く感じる

上手い言葉はいいのです

甘い言葉もいいのです

今欲しいのは やすらぎ

愛が欲しい ただそれだけ

 

 

* 

 

何かあれば

泣ける場所があるだけ

まだ ましだけど

すれ違いの僕らの恋

見果てぬ夢と一緒に

消え去ってしまいそうだよ


君がいなくなれば

ほんとうに 一人だね…

 

 

*

 

愛しいほど

輝きに満ちた未来
(あす)

手に入れたくて

手に入らなくて

理想の帳の中で

僕は泣いた


君も未来
(ゆめ)に似ている

手に入れたいのに

手に入らなくて

君がいれば 悲しみも

心細さも

強さに変えられそうな 気がしたのに

 

 

*

 

悲しみは

あらゆる経過をたどりながら

突然

君の前にやってくる

周りから見ると

結構 無茶なヤツだけど

まっすぐで いたずらっぽいその瞳が

宝物みたいに好きだった

何かあれば ここへおいでよ

一緒に明日を見つめよう

今のままの君でいて

僕の好きな君でいて

 

 

思い出の青春

 

思い返せば…

悔しいことばかりだね

思い出の青春

悲しいことばかりだね

重ね続ける MISS TAKE

みんな

誰も知らない涙を流して

歩いているんだね

いつの日も

 

 

雨上がり 

 

雨上がりのアスファルトは

お風呂上がりみたいで好き

(もや)のかかった空気の中に

コンクリートと草の匂い

覚めきれないよな夢の中で

ふと

”あなたに会えないかな”って

微かに期待していたりする

あなたが何も知らないうちに

淡い想いは靄の中

誰も何も気づかないうちに

空はどんどん晴れて行く…

 

 

ラクガキ 

 

古ぼけた教科書の角に ラクガキをすれば

少しは やり切れぬ気持ちを

捨てられる気がするけど

束縛と強制だけで 得られぬ答えに

いつまでも苦しみ続ける

壊れかけの心

 

 

無気力 

 

私には今 原点がありません

心地よき夢に

心 躍らされる時はありますが

それはつかの間

ひとたび 歩き出そうとすれば

そこは闇のかかった 荒れ地と変わり

心が揺らぐその時に

帰れる原点がありません

まるで軸のない やじろべえのように

意欲なき もろい平均台の上を

やる気もなく のろのろと

ちょっとづつ 前進しているようで

私の心は 止まってしまいます

坂ができれば 転がってしまいます 

 

Suicide 

 

突然 この世から姿を消すことは

世の中への復讐になると考えていたのに

幸せは この場所
(世)でしか掴めないなんてね

生きている時しか 人に幸せを与えられないなんてね

死ねないじゃん

 

 

* 

 

夜のドライブ とても大好きだった

未来に向かって 走っているような気がしたから

いつから前へ進まなくなったの?

夢はすぐそこに見えているのに

まるで透明な壁が立ちはだかるように

ディスプレイの欲しいものには手が届かないよ

ため息つくたびに ガラスが曇って

ますます前が 見えにくくなるの

止まらないで このまま

走り続けて 朝まで

やがて夜明けがやってくるから

やがて自分が取り戻せるから

 

I walk brave 

 

I walk brave
周りのよくわからない 薄暗い道を
光を求めるのではなく
自分自身が灯台となって

I walk brave
友の杖となりながら
希望と勇気を 共に謳い合って

たった一人になった時
急に暗さが増して来た
臆病風に吹かれて
勇気の灯火を消しちゃだめ!
じっくり前を見てごらん
恐いものなんてないだろう
目を開いて
前をじっと 睨んで行け
今まで見えなかったものが
ゆっくり姿を現わすから

 

Don't spoil 

 

1.小さな頃に 描いた夢
今でも忘れた わけじゃない
時と共に 歩くにつれ
自分の弱さに Break down!Break down!

苦手なことに 興味沸かない
そんな私は 素直すぎる?
Daily work たくさん 溜まってくよ
それでもあなたに spare time 会いたい

Don't spoil my love
Don't spoil my life
新しい何かを Start!Harry up!
Don't spoil my love
Don't spoil my life
自分のペースに 持ち込んで


2.何でも途中で 止めちまえば
それまでのヤツで 終わっちまう
ちょっとぐらい 時間かかっても
やり遂げたヤツは Hero!Yer!Hero!

だけど自分の できの悪さに
そのうち Very blue 不安になって
あなたの胸に 顔うずめる
それでも何にも Stop! 進まない(Ah!)

(間奏)

もう逃げたりなどしたりはしないよ
充実この手に掴める瞬間
(とき)まで
素顔の自分で生きてきたいから
もう怖がったりしたりはしないよ
最近笑ったこともなかった
希望を描く勇気もない!
ほんとの自分を取り戻したくて
デートの時ももがき苦しんでた

Don't spoil my love
Don't spoil my life
あなたのやさしさ and Sympathy

Don't spoil my love
Don't spoil my life
わかり合えれば 一人じゃない

Don't spoil my love
Don't spoil my life
強気に出て Shining eyes!Shining I!

Don't spoil my love
Don't spoil my life
輝く自分を 見せつけて

 

 

あとがき

Primroseの花言葉、まるで10代そのものです。
書きながら泣きたくなるほど(^^;; 恥ずかしくもなりましたが、10代の私が真剣に考えたことを そのまま大切にしたくて、思いきって、作品を公開しました。
人間は一生青春…何かに挑戦するたびに、
いえ、生きているだけも、失敗や苦労で 悲しみが絶えませんが、
いつも「No problem!」と、勇敢に、笑顔を絶やさず生きていれば、
きっと 私達の人生は
The primrose path way 〜歓楽の道〜
と、なるでしょう。
最後まで読んでくれて どうもありがとう!